◇放送局・放送日時
BSプレミアム・2017/10/7(土)・21:00~
◇内容(なんとなく)
「富嶽三十六景神奈川沖浪裏」
葛飾北斎
◆大英博物館(イギリス)
「Hokusai beyond the Great Wave」
世界中から200点以上の北斎作品が集まった
肉筆画
「鎮西八郎為朝図」
「富士越龍図」
「富嶽三十六景 凱風快晴」(赤富士)
「富嶽三十六景 凱風快晴」(ピンク富士)
8K超高精細カメラで比較
大英博物館 アジア部 日本セレクション ティム・クラーク
美術史家 ロジャー・キース
北斎研究の世界的権威
同じ版木から刷られている
初摺り以降は色味など作者の意向は反映されなかった
「富嶽三十六景凱風快晴(ピンク富士)」こそが北斎が思い描いた色彩
◆フランス
ジャポニズム
「北斎は地上で最も独創的な芸術家である」エドモン・ド・ゴンクール
ギメ東洋美術館(フランス)
学芸員 エレーヌ・バイユ
フランス・ジヴェルニー
画家 クロード・モネ
アトリエには富嶽三十六景の他多くの北斎の作品が飾られていた
「印象 日の出」クロード・モネ
美術史家 レファーブル・ジュラルディーニ
オルセー美術館
19世紀に流行した皿の絵柄には北斎の図柄が使われていたものもある
フェリックス・ブラックモン
有田焼など陶磁器の緩衝材として使われていた北斎漫画が目に留まった
バカラ美術館
竹紋花瓶
「富嶽百景竹林の不二」
国立西洋美術館 館長 馬渕明子
バカラ美術館 学芸員 ミカエラ・レルシュ
ドーマン美術館 学芸員 ジル・ムーア
工業デザイナー
クリストファー・ドレッサー
『日本-その建築藝術工芸』クリストファー・ドレッサー著
彫りの深さにより遠近が作れる
◆オランダ
ライデン国立民族学博物館
学芸員 ダン・コック
「武士と従者」
西洋の紙と水彩で描かれている
シーボルトが持ち帰った
「略画早指南」
◆北斎漫画
絵手本として発売
漫然と描いたスケッチ
北斎漫画コレクター 浦上満
第十一代将軍・徳川家斉の前で即興で絵のパフォーマンスを行なった
鶏の足に赤の絵の具を付け描いた川の上を歩かせた
「竜田川の紅葉」
最晩年たどりついた肉筆画
「流水に鴨図」1847年・北斎88歳
東京藝術大学
保存修復日本画研究室 向井大祐
「雲龍図」「雨中の虎」1849年・90歳
美術史家 辻惟雄
◆フィンランド
ムーミン
トーベ・ヤンソン
カイ・グスタフション
◆ポーランド
クラクフ国立博物館
学芸員 ベアタ・ロマノウィッチ
「コシチューシコ山の風景」ヴィスピアンスキ
ポーランド版富嶽三十六景
フェリックス・ヤシェンスキ
浮世絵を5000枚以上購入
内300点が北斎
郷土史家 ミハエル・コジウル
◆大英博物館で舞台
演出家 宮本亜門
◆現代アーティスト デイビッド・ホックニー
◇出演者
貫地谷しほり
◇クレジット(一部)
国際共同制作 大英博物館
<テーマ音楽>「Hokusai Impact」演奏:遠藤益民/歌:藤谷佳奈枝
<語り>中條誠子
<声の出演>81プロデュース
<取材協力>浅野秀剛、クレール・ジョイズ、ピョートルスプラウスキ
国立西洋美術館、あべのハルカス美術館、すみだ北斎美術館、浦上蒼穹堂、北斎館、浅草寺、ギメ東洋美術館、クリードモネ財団、ナンシー派美術館、アンドレマルロー美術館、マルモッタンモネ美術館、ロダン美術館
<音楽>穴沢弘慶
<撮影>小林正英、戸田正徳
<取材>大田雄史
<ドラマ演出>宮下健作
<ディレクター>岡内秀明、東郷洋子
<プロデューサー>パトリシア・ウィートリー
<制作統括>堀川篤志、紙屋聡
<制作>NHKエンタープライズ
<制作著作>NHK