◇放送局・放送日時
テレビ朝日・2018/7/19(木)・2:40~
◇内容(なんとなく)
◆いつからラーメン屋さんは腕組みをするようになった?
ラーメン屋さんのポーズのイメージは?
60%以上が腕組みのイメージ
▼ラーメン特集の雑誌を見ればわかるのでは?
「東京ラーメン食歩記」(1992年)
ラーメンの写真のみ
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「ベストオブラーメン元祖厳選版」(1994年)
にこやかな表情
「首都圏ラーメンのうまい店200軒」(2000年)
40人に2人程度
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2001年~
「今すぐ食べたい!すごいラーメン2010年版」
ほとんどが腕組み
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1994年~2000年あたり?
▼2000年頃にオープンしたラーメン店を取材
「麺や天鳳」(中野坂上)
副社長 舟久保勲男
↓
「蒙古タンメン中本」(上板橋)
店主 白根誠
↓
「大勝軒」(東池袋)
故・山岸一雄
▼「ラーメンスクエア」(立川)
「麺匠克味」
店主 佐藤直人
「麺屋悟空」
店主 吉永孝弘
「えびそば えび助」
店主 山口玄士良
「東京担々麺RAINBOW」
店主 鈴木正昭
有力情報
“ラーメンの鬼”
故・佐野実
現役ラーメン店主から聞く限り90年代後半からの佐野実の影響が大きい
「新横浜ラーメン博物館」
「支那そばや」
奥様 佐野しおり
1986年創業
1990年頃から取材を受けるようになった
▼佐野実さんの腕組みを撮影したカメラマン
嶋田邦雄
佐野実さんは腕を組んでいる姿が普段の姿
1993年頃、他のラーメン屋さんにも腕組みをお願いしていた
現在はカメラマンを辞めラーメン屋に転職
「ちゃーしゅうや武蔵」
佐野しおり
「腕組みは自信と責任の現れ」
★番組の結論
カリスマ店主・佐野実の存在が大きく、1990年代半ばのラーメンブームの時、取材カメラマンが佐野さんのポーズを要求
→結果、腕組みポーズのイメージが浸透
劇団ひとり
番組「ガチンコ!ファイトクラブ」の話
◆いつからオタクはクールな存在になった?
オタク=ネイティブなイメージ
街頭インタビューでは約80%の人が肯定的
▼“オタク”と表記のある本を調べてみた
成人向け漫画雑誌「漫画ブリッコ」(1980年代)
1986年6月号
コラムニスト・中森明夫がオタクを紹介
「オタクエリート」(2005年)
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オタクを肯定的に扱う表現が出始める
「OTACOOL」(2009年10月)
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オタクをビジネスに活かすなど、2005年前後にオタクがクールに扱われ始めた?
▼辞書で「オタク」のイメージの変遷
辞書編纂者 飯間浩明
三省堂国語辞典
1982年
1)相手の家を尊敬した言い方
2)あなた
2001年
1)相手の家を尊敬した言い方
2)特定の趣味にのめりこんでいる内向的なマニア
2014年
1)相手の家を尊敬した言い方
2)特定の趣味にのめりこんで詳しい知識を持つ人。ヲタ。
辞書で定義が変わる10年前(2004年頃)にオタクのイメージが変化した?
▼岡田斗司夫
週刊AERA(1995年10月)
日本ではネガティブなイメージで使われているが、海外では尊敬の意味で扱われているという意見が出ていた
子供の頃に卒業すべきものをいつまでたっても卒業できず好きな人のこと
1990年代後半にオタクが海外にカッコイイものとして紹介されたのがきっかけ?
▼ひろゆき
1999年2月「2ちゃんねる」開設
女性が自立してオタク層が女性に選ばれるようになった
アニメが好きで無職は変わらずモテない
モテるオタクのカテゴリーができた
2005年頃に「電車男」オタクを描いた作品が大ヒットしたのがきっかけ?
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▼映画「電車男」村上正典監督
2005年頃にはオタクは国内だけでなく海外でもクールな日本文化として注目されていた
▼モテるオタク
ライダー系イケメン俳優
半田健人
2004年3月放送「タモリ倶楽部」でビルオタクとして出演
ビルに詳しいことが仕事になるなんて思っていなかった
★番組の結論
2005年公開の映画「電車男」が大ヒット
女性の「オタク」に対する印象が変化
「モテるオタク」が出現
テレビ界でも自ら「オタク」と名乗るタレントが活躍
→オタクはクールな存在になった
▼岩波書店 辞典編集部 平木靖成
広辞苑
2008年
特定の分野・物事にしか関心がなく、そのことには異常なほど詳しいが社会的な常識には欠ける人。
2018年
特定の分野・物事には異常なほど熱中するが、他への関心が薄く、世間との付き合いが疎い人。
広辞苑はあまり変わらなかった
【次回】
いつからDカップは巨乳じゃなくなった?
◇出演者
劇団ひとり、佐藤栞里
◇クレジット(一部)
<ナレーション>相原嵩明
<構成>中野俊成、楠田信行、山口広太、こばやし
<制作協力>ZEROONE INC.
<制作スタッフ>福田真琴、林大貴
<ディレクター>岡本健吾、藤尾圭祐、宮川貴匡
<チーフディレクター>辻智博
<AP>菊地裕衣子
<プロデューサー>佐宗威史、小笠原耕介(ZEROONE INC.)
<ゼネラルプロデューサー>樋口圭介
<制作著作>テレビ朝日