◇放送局・放送日時
Eテレ・2017/11/15(水)・22:00~
◇内容(なんとなく)
経済学で“上下関係”が上手くいく!
◆“叱ると伸びる”は勘違い
失敗した部下を叱るとミスが減ったという経験をした上司が多い
「部下を叱る」と「ミスが減った」には因果関係がない
【平均への回帰】
1回目の結果が平均値から大きく離れている場合、2回目の結果は1回目よりも平均値に近くなる
「因果関係」なのか「平均への回帰」なのか見分けないといけない
◆オイコノミア流ヒント
平均への回帰のご注意
・上司のみなさんへ
“叱れば育つ”は思い込みかも…叱るより冷静なアドバイスを!
・部下の人みなさんへ
ミスや成功に一喜一憂せず平均値(実力)を上げる努力を!
◆インバスケット
(「未処理案件が入っている書類かご」という意味)
ある状況を設定して、限られた時間内に与えられた案件を処理するビジネスシミュレーションゲーム
判断力・問題解決力・部下指導力
鳥原隆志
人材育成コンサルタント
部下に任せるということは一番難しい技術
失敗させる経験は投資
◆“任せる”は投資
仕事の配分を決めることが上司の腕
達成できるちょっと上くらいの仕事を任せる
◆クラッシャー上司
・仕事熱心で業績が良い
・部下をこき使う
・失敗するとネチネチ責め部下を精神的に潰す
松崎一葉
精神科産業医
筑波大学大学院
医学医療系産業精神医学・宇宙航空精神医学 教授
“クラッシャー上司”の命名人の一人
上司の成功体験に基づいている
部下は「鍛えてくださっている」と思っている
第三者から見るとパワハラのような状態で認識がズレているはずが、本人同士の間では一致している
【選考の内生性】
人の好みや考えは経験や環境によって形成されるということ
◆価値観は変えられない“選考の内生性”
若い人たちの方がその時の技術や環境に最適に適応している
技術の進歩が速い時代、価値観や教え方が本当は変わっているのに変えられない
◆クラッシャー上司からの脱出方法
・クラッシャー上司の部下だった人に会いに行く
自分だけではない
先輩は対策マニュアルを持っている
・会社と関係ない友人と話す
【認知のゆがみ】
真実を冷静にとらえられなくなる非合理的な思考パターン
【次回】
“楽しい”だけじゃない!?遊園地テーマパークの経済学
◇出演者
又吉直樹
大竹文雄(大阪大学社会経済研究所教授)
大久保佳代子
松崎一葉
◇クレジット(一部)
<音楽>void ov void
<うた>ロコムーン
<CG>阿部伸吾
<題字>又吉直樹
<ナレーション>朴ろ美(「ろ」は王ヘンに路)
<画>カナヤ
<イラスト>杉崎貴史
<撮影>吉田誠
<リサーチャー>下高呂佳子
<取材>前田祐希、堤響子
<ディレクター>廣岡知人
<プロデューサー>小林みつこ
<制作統括>吉村恵美
<制作>NHKエデュケーショナル
<制作協力>テレビマンユニオン
<制作・著作>NHK